2011年06月28日 22:33

6/24の吉里吉里。
この日は復活の薪チームにとって記念すべき日となった。
里山の整備に着手する大きな一歩を踏み出せたのだから。
「復活の薪」プロジェクトは、ガレキから薪を生産して売り上げ、ある程度の雇用の創出までつなげることを一つの目標にしているけれど、ガレキが無くなったらそれでおしまいの活動ではない。ガレキ処理と平行して山に入り、間伐を行うことで里山を整備し、林業再生のための活動を継続的にやっていくのだ。
森林資源の豊富な三陸地方は、古くから漁業と林業を両立させてきた歴史を持つ。復活の薪をきっかけに、今回改めて林業を見直そうという機運が高まってきていたのだった。なんたって、「森は海の恋人」ですからね・・(^^)
ただ、山を整備するといっても、木材一本の切り倒し方法から、運び出す方法まで、そのための知識がなくては何もできないのも事実。そこで今回、「吉里吉里林業大学校」と称して、NPO土佐の森 救援隊の精鋭の方々に教えていただくことになったのだった。
メンバーの皆さん、はるばる高知県から、そして東京からもお越しいただいて、大変ありがとうございます!
初回となる今回は、まずは基本となるチェーンソーの取り扱い方の講習。
中嶋さんの実演に続いて、実際に切って練習していく。
それから山に入り、実際に木を切り倒すところまでだ。
講師の中嶋さん

チェーンソー操作方法の伝授から。

斜めに切り込みを入れる練習。

実際の現場では立ち木に切れ込みを入れることになる、という解説の図。

みなさん真剣なまなざし。

これは・・・何に笑ってたんだっけかな?楽しそうにやってます。

チェーンソーのメンテナンス、とりわけ歯の目立ては重要。切れ味が落ちてくると余分な力を入れてしまうことになって危険だし、効率も悪い。目安は山に入るときは半日に一回研ぐ、というペースだそうだ。
歯の角度など、ノウハウがあり実演しながら教えてもらった。一定の角度で研ぐことの重要性や、そのための道具もアドバイスをもらえた。とても実践的。。

そして裏山へ。都合のよいことに、古中避難所の敷地からすぐ裏手はもう山になっている。この写真は裏山に抜ける道から避難所の駐車場=復活の薪製造所を振り返ったところ。

どんどこ山へ。

・・・
吉里吉里林業大学校「山・実践編」のことはまた次回お伝えしたいと思います。
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